走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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お方さま・再起動(リブート)!!ポンコツ夫婦ランナー(妻)の軌跡 その6 【フルマラソン編】 そしてついに!フルマラソンへ!17ヶ月前、キロ9分で1kmも走れなかったヤツが、いかにしてフルマラソンに挑んだのか?! その4

 

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第8のメニュー:走り込み期!MAX90分、ビルドアップ! 

 

本番4週間前から3週間前までの2週間が、最大の試練・「走り込み期」だ!

 

ここでの練習内容が本番を左右する!

 

お方さまの走り込み期メニューはこれだ!!

  

走りこみメニュをお伝えします。
調整メニュー*1は40分ジョグと10分ドリルとWS4-5本です

ポイントメニュー*21は30分ジョグー30分楽な最速-30分粘るWS*3並のスピードです。

ポイントメニュー2は15分ジョグー75分楽な最速です。
調整メニュー2回、ポイント2回で週4頑張って頂きます。
調整はサボってもいいです。サボる際には筋トレと整骨院の先生直伝のストレッチをします。
ポイントはサボってはいけません。
ポイント10回こなして、佐賀直前メニューでテーパーリングです。

 

ダッシュ30分はさすがに無理だ、とお方さまから泣き言が。

 

30分のWS並みはムリ!と申しておりますが、がんばらせます(^^;;

 

本気ダッシュではない、

  

WS並は粘りの走りという意味で・・。

 

ドクは、心臓が口から飛び出そうな「ハアハア」走は良くない、と常日頃言っている。

 

そこまでの追い込みは、最後の1〜2分でいい、と。

 

また、あげた方の足が早く落ちてしまうお方さまの欠点には、以下のトレーニングを加えるよう指導がきた。

 

チューブありますよね?
フォーム分析しましたけど
足が早く落ちるんですよ。

うつ伏せで
かかとを引いて
ハムを鍛えます
チューブは足首に巻いて負荷を掛けます 

 

 

 

そして3月2日。

 

大阪城公園にて、ポイント練習1の、初めてのビルドアップ走*4が行われた。

 

きのうの30分×3ビルドアップです。
坂がある道を走ってしまったので、ガタガタなペースですが、
最初の30分=キロ8
次の30分=キロ7:30〜7:20
最後の30分=キロ7:15〜7
を目安にはしりました。

先立って約1.5キロ、ウォーミングアップでキロ9くらいではしりましたが、最初のキロ8がお方さまにとってもかなりゆっくりペースにつき、最初のキロ8がウォーミングアップ兼用でいいかな、と思いました。
終始、リラックスして走ってましたが、さすがに最後の30分は、「足が疲れてきた」といってました。心肺的には大丈夫でしたが、足の疲れを訴えていました。
10キロ越えると足にくるようです。

 

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①最初の30分をキロ8分

②次の30分をキロ7:30〜7:20

③最後の30分をキロ7:15〜7:00

 

この3段階で速度を上げるビルドアップ。

 

90分間走り続けられるどころか、こんな練習もこなせるようになってきていた。

 

 

 

 

ドクについてはこの記事で簡単に説明させていただいているが、

 

dietrunner.hatenablog.com

 

いつも丁寧に、科学的見地からランニングを研究し、その結果を僕たちにレクチャーしてくれている、科学者だ。

 

3月3日。ドクは関西の学会に出席するため来阪していた。

 

われわれ夫婦は

 

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「Mechanism of Biology on the Membrane 生体膜上の生物化学」

 

と題された、大阪の某ホテルにて開催されていた学会まで出向いた。

 

ホテルの別館、総ガラス張りの現代チックな建物の一階が会場だ。

 

到着した時は、すでに発表会的なものは終了していて、ケータリングで懇親会的な雰囲気になっていた。

 

と、柱の陰に隠れ、右目だけこっちを向いた、見覚えのある人物が。

 

一流科学者でありながら、こんな登場をする、子供みたいな側面もある人物だ。(^◇^;)

 

ちょうど、学会は閉幕したので、われわれはそのまま居酒屋へと繰り出し、約2時間ほど、マラソン、ランニングなどに関する話に花を咲かせた。

 

この居酒屋での会話!録音しておけばよかった、と思うほど、ドクの金言にあふれた会話であった。

 

おっさんは、筋力より技術  40代を過ぎたランナーなら、下手に筋肉をつけるのではなく、正しいファームを身につけ、テクニックで走るランナーになるように。

  

人間は距離ではなく、時間で疲労する 何十キロ走った、という距離目安の練習方法ではなく、何分走るか、という時間目安の練習方法にするべき。

 

90分走も2時間走も効果に変わりはない。90分走で十分。 人間が集中して練習できる時間には限りがあり、MAX90分と見て良い。120分走っても良いが、最後の30分はドリルなどに費やした方が良い。

 

3時間も走るのは時間のムダばかりか、筋肉や腱を痛める可能性が高くなる 

練習をしすぎることで怪我のリスクが増え、ランニングを3時間も練習し続けるのは好んで怪我をしているようなもの。

 

 

それゆえ、さが桜マラソン前に、われわれ夫婦が計画していた…

 

30km走などもってのほか。 走り込み期に、最も怪我を用心しなければいけない時期に、そんなことをするのはゼッタイにNG!

 

と止められました。

 

しかしドク!と僕は食い下がります。

 

どう少なく見積もっても、お方さまがゴールするのに5時間半という時間が必要です。そんなに長時間、走り続けたことがないお方さまにとって、やはり、ゆっくりペースでも3時間くらい走り続けた、という経験こそ、自信につながるのではないですか?

 

この質問に対し、まったく意外な解決策が、ドクから提案された。

 

やるならば…

 

第9のメニュー:4時間ハイキングで山道を歩け!

 

30km走ではなく、ドクなりの長距離対策は4時間ハイキングであった。しかも、4時間、周回コースを歩くのではなく、坂道の多いハイキングコースで、足に負荷をかけながら楽しく歩いて動き続ける、という練習方法であった。

 

そしてこれは、本番の20日前に行うように、との指示もきた。疲労の抜け具合を逆算したタイミングだった。

 

しかし、お方さまと僕のスケジュールを照らし合わせると、3月21日しか、ハイキングに行けそうな日はなかった。

 

さが桜マラソン2016当日の、ちょうど2週間前だ。

 

ドクは言った。「その日でいいでしょう。その日以降はもうダメですよ」

 

お方さまは90分間のランニングは、ジョグペースだと難なくできるようになっていた。

 

和歌山県・白浜の親戚の家に遊びに行った時は、海沿いを走った。

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また、3月13日は名古屋ウィメンズマラソン。知り合いが多数走るので、始発の特急で名古屋まで応援に行き、みんなからパワーをもらった。

 

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そして名古屋の打ち上げでは、お方さまの完走に向けて皆がエールをくれた。

 

こうして…

 

心も身体も、徐々に初フルに向けた準備が整ってきた、3月21日。

 

僕たちは、4時間ハイキングに挑んだ。

 

(続く) 

 

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*1:メインの練習とは違う、通常練習

*2:メインの練習のこと。通常練習よりも負荷の強い、強化練習

*3:ウィンド・スプリントの略。ドク用語では、力を抜き、フォームを意識した軽めのダッシュ。

*4:徐々に速度を上げていく練習方法のこと。