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走れダイエットランナー!

はからずも52にして人生を再スタートすることになりました。健康を取り戻し、また走り始めたい!

お方さま・再起動!(リブート) 番外編 「さが桜マラソンへの思い」

 

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この「お方さま・再起動!(リブート)」シリーズは、2016年にお方さまがさが桜マラソンのフルを走るまでを描いている。

 

僕たち夫婦にとって、さが桜マラソンというのは、思い入れのあるマラソン大会だ。

 

3年前、初めてさが桜マラソン2014に参加したのは、ただ単に、応募方法が先着順だったからだ。エントリー開始と同時にクリック合戦に参加し、無事、エントリーができたから出場しただけ。

 

この時、お方さまは、一人で応援に回っていた。ラン友の旗を持ち、早朝から開いているホームセンターで旗をつけるポールを購入し、さが桜マラソンの目玉コース・吉野ヶ里遺跡へと移動し、そこで旗を振って応援してくれた。

 

とても思い出深い大会となったのは、そういった事情。

 

それだけではない。

 

翌2015年。われわれ夫婦は、「絶対に」さが桜マラソンへ参加しなければいけなかった。

 

それは、Lさんと交わした約束のためだ。

 

関西の素人ランナーの中では、とても有名人のLさん。

 

ちょっと強面だが優しい人柄で、親分肌で、信頼の厚い人物。

 

僕はそれほど深い交流があったわけではない。

 

が、2013年の京都マラソンで、超がつくほどの方向音痴の僕がラン友の応援団長に任命された時、Lさんも応援に参加してくれた。

 

僕は事前に下見をして、応援団を導いてはいたが、Lさんにしてみれば、方向音痴が導く応援経路には、少なからず「物申したい」部分もあったと思う。

 

しかし、彼は一言も文句を言わず、最後まで僕についてきてくれた。

 

それだけではない。

 

2014年の京都マラソンは、僕は当選したのでランナーとして走った。その年、やはり応援団に参加してくれたLさんは、

 

「去年、団長してくれた博っさんが作ってくれた応援コースや。今年もその通りに移動しよう!」

 

と、最初に宣言してくれた、とお方さまから聞いた。

 

ランナーとして走る僕をおもんばかってくれて、僕が作った通りの応援ルートで、応援団を率いてくれたそうだ。

 

何気ない思いやり。男気。

 

彼が関西ランナーの間でなぜそれほど信頼が厚いのか、とてもよく理解できた。

 

それが2014年3月の話。

 

その一ヶ月後、僕たちはランナー同士でさが桜マラソンで再開する。

 

そして…

 

それが、最後となる。

 

Lさんはその4ヶ月後、帰らぬ人となった。

 

佐賀で、その時、彼と交わした約束。

 

いや、約束と言えるかさえわからないけど、ずっとずっと、僕の頭を悩ませていた、最後に交わしたあの言葉を、どうしても実現させたかった。 

 

以下は、2015年のさが桜マラソンを走り終えた時に、FBに綴った僕の思いです。

 

 

「ほんだら、また!」とLさんが言った。

「うん、ほんだらまたね!」と僕はいった。

去年。2014年4月6日。さが桜マラソンを走り終え、ゴールゲートの前で記念撮影を終えた後の会話だ。

どこにでもある、社交辞令。深い意味などありはしない。

でも、それが、僕とLさんとの、最後の会話になってしまった。

もし、最後になるって知ってたら、男同士でも構うもんか、強くハグでもしてたろう。

もし、もう2度と会えないと知ってたら、もっともっと、色々、話をしただろう。

なんの意味もない、社交辞令が最後の会話になってしまった。

この一年、ずっと、この会話がアタマにこびりついて離れなかった。

たとえ社交辞令でも、Lさんと僕との最後の会話。最後の約束だ。

「ほんだら、また」

また、なんなのだろう?また、会おう、に決まってる。でももう会うことはかなわない。

僕はアホやから、あの言葉の意味を見つけることができない。

Lさんに、そんなことで悩んでいるなどと知れたら、「めんどくさいヤツやなあ!」と怒られるだろうな。

だから、僕はここに来た。

「ほんだら、また!」この言葉のしめすたった一つの意味は、「また、さが桜マラソンで会おう」しか、僕には考えられなかった。

怪我のため、京都マラソンDNS*1した。上半期最大の目標、サロマに向けて万全に怪我を治したい、というのが表向きの理由だったが、本当の理由は、「さが桜マラソンに出ないわけにはいかない」からだ。

Lさんとの最後の約束を果たしたかったからだ。

ランそのものは、とても褒められたランじゃなかった。25km過ぎたらもう脚が売り切れ、4時間50分もかかってしまった。

そもそも、今日の降水確率は直前まで100%やったんやで?それが、一滴もふらなかったばかりか、太陽に照らされてめっちゃ日焼けしてしもた!

Lさん、アンタが天気、晴れにしてくれてんやろ?そやないと、雨100%の予報が快晴になんか、なるわけないやん!

ほんだらさ、湿度とかもさ、エエ感じに調整してーや!(^^;;湿度90%やで、気温23度て、サウナかっ?!ちゅーくらい汗かいたっちゅーねん!

めっちゃ、ホンマ、めっちゃしんどかったけど、DNF*2なんて選択肢はなかった、這ってでもゴールしやなアカン、最後の方、もう、メタメタなフォームやったけど、ゴールしたで!

…。そして、脚を引きずりながら、更衣室にもどった時…。

去年、記念撮影をした、あのゴールゲートがあった。まったく同じものが。

 

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涙があふれた。

更衣室で、涙を拭きながら着替えた。

タイムは、メタメタやった。

けど、Lさんは確かにここにいた。

約束、果たしたで。^_^

 

 

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*1:Did Not Start:棄権すること

*2:Did Not Finish:途中棄権のこと